未知の言語の絵本読み聞かせで幼児の認知体験!!
1月14日に東京中野で開催されたNPO多言語多読「英語支援者養成講座」に参加してきました。韓国語で読み聞かせをしてもらったら眠っていた感性が揺り起こされるような不思議な感覚に包まれました。
知っている韓国語といえばアニョハセヨのみ。私にとって未知の言語による読み聞かせ初体験でした。
絵を見つめながらじっとお話しに耳を傾けていると・・・、
繰り返される音声が日本語に訳すことなく意味を持ってきたのです。どんな味がするか尋ねているのを日本語を介さずに韓国語の音のままそれを感じるのです。
レモンなどに反応する顔の表情で日本語抜きで酸っぱい味を感じました。
とうがらしなどの絵に続く顔の表情には辛さを感じました。
胡桃、ピーナッツ、豆乳等の絵をまとめて見たときも何の違和感も感じません。記憶違いかも知れませんが、それに反応する表情は描かれてなかったようです。でもその味をちゃんと感じたのです。
読んでくださったのは韓国語と日本語のバイリンガルの方。胡桃、ピーナッツ、豆乳などの味をひとまとめに表す日本語は思い浮かばないとおっしゃっていました。でもその味を感じたのです!!
日本語に訳せないものを感じ取る、この感覚こそ正に外国語を学ぶときの鍵なのかもしれません。
繰り返し読んでもらうと、音がその時の感覚を伴って心に体に染み込んでくるようでした。主語だの動詞だのは全く関係なく・・・。
日本にいながらバイリンガルに育つ私の生徒たちは、始めからこんな風に英語に触れているのだと思います。なんとも羨ましい限りです。
日本語訳漬けになってしまった生徒もこの感性を取り戻せばいいだけのこと。支援者として心引き締まる体験でした。
講師の伊東幸子先生が、赤ちゃんの認知には言葉が介入していないとおっしゃっていました。 その後、英語絵本の絵を読み取るアクティビティをしました。いつもは絵を英語に変換してしまうのですが、言葉抜きで絵を感じていると、スッと魂?が空に浮くような不思議な感覚にとらわれました。
子供たちがじっと景色や絵に見いってるとき、そっとしてあげるのも大事なことかもしれません。
Excel English Club 山崎僚子
多読に興味のある方はNPO多言語多読のHPを訪れてみてください。下は私が参加した講座です。