2,3歳児の日本語爆発期は愛情たっぷりの話しかけの後にやってくる
2~3才児のお孫さんやお子さんのいる方に、よくこんなふうに聞かれることがあります。『近頃、すごい 勢いで言葉を覚えるし、おしゃべりもすごいの。DogやCatもすぐに覚えたのよ。今英会話レッスンを受けさ せたらあっという間にマスターするのでしょうね。』
私は目が点になります。これはDogよ、これはCatよと教えて、どうして英語が話せるようになるのでしょう。 英語音のでるおもちゃが出回っているので正しい発音が身につくかもしれませんが、日本語構文の中に語彙が 組み込まれるだけです。
日本語でたくさん話しかけられて、赤ちゃんの脳は情報を分析し日本語構文を構築し、満を持して話し始めるのです。毎日 連発する『これ、なあに?』だって立派な日本語構文です。アメリカの幼児は『What this?』。
寒くない、白くないと言ってるうちに、好きくない?などと自分で規則を応用し始めるなんて子供は語学の 天才!!山崎は我が子の日本語習得を3才まで記録し続けましたが、それは、それは楽しませてもらいました。
英語もかけ流しや、絵本読みでじっくりインプットし続けると、英語を話し始めます。親が楽しんでいると子供が寄ってきます。外国人講 師との遊びを通して、英語はコミュニケーションのためのものだと子供は体感します。
日常的に英語を使わなくても、子供たちはお話の世界で主人公と共に、泣いたり笑ったりの体験をしているのです。 子供たちは“脳内留学”をしていると考えるとハリーポッターなどの聞き読みを楽しめるようになった小3や小4が、日常や興味のある事を英語でおしゃべりしてるのが納得できます。基礎的な文法は感覚的に身につけていきます。
小樽商大の留学生たちがいつも言います。『日本の学生はRyokoの生徒たちみたいに上手に英語 を話さないよ。中高6年間なにしてたんだろう?』。週に4~8時間も授業がありますのにねぇ。