欧米の咳エチケット
日付 : 2014年9月11日12:23 PM
レッスンはテーブルを囲ったり、床に輪になって行っています。
レッスン中に、口を抑えずにコン、コンと咳をする子が目立ちます。そんな時私は “Cover your mouth with your hand, please.”と声かけをしてきました。
ところがアメリカ人講師から指摘がありました。欧米人は握手をする習慣があるので、手 で口を抑えないというのです。ティッシュを用いるそうです。ティッシュがないときは自分の洋服の袖などを使って咳が飛ばないように親や 学校の先生からしつけられたとのこと。
先日のことです。ご年配の方が手で口を押さえて咳をされ、そのままの手でりんごを剥いてくださいました。エチケットというのは相手の立場に立つということを、外国人講師の指摘のあとに改めて考えさせられました。
世界には様々な文化や習慣が存在します。それを理解するのは相手の立場にたつことから始まります。外国人講師との交わりを通して、教え子たちにはテキストを越えて地球人として育っていって欲しいものです。もちろん日本人としてのマナーの心を大切にしながらも・・・。
アメリカの子供向けの衛生教育のホームページに、咳エチケットの悪い例として、“日本の場合”というタイトルで動画が載っていてちょっとショックでした。
Excel English Club 代表 山崎僚子