小学4年生と6年生快挙!! 英検2級と準2に合格!!
6月に1次、7月に2次が行われた日本英語検定協会の2級に小学4年生が、準2級に小学生4年生と6年生がみごと合格しました。リスニングは9割超えと満点の得点でした。
通常レッスンでは英国の小学生用の地理や歴史の絵本を用いて自分の考えを述べたり、文法定着のため日常のことを作文に書いたりしています。英検の対策は直前1ヶ月ほど前から、レッスン中に30分ほど行っただけです。
英検2級は日本の進学校の高3レベルですが、おおむね英語圏の10才児の教科書レベルです。面接では企業と被雇用者の関係の現状をどう思うか?といった小4には難しい内容も出題されました。2級に合格した小4は、300万語を聴破した頃に2次の面接に合格しました。300万語と言っても想像がつかないと思いますがハリーポッター第5巻“不死鳥の騎士団”で257,000語。CDは28時間。この生徒は冬休みをかけて3週間ほどで聴破しました。でも英米で人気の児童書はたいがい1冊が6,000語~30,000語ほどです。
準2級は日本の進学校の高1レベルですが、英語圏では概ね8才児の教科書レベルです。面接では畑のことを聞かれ、自分のおばあちゃんが育てている野菜のことを話してバッチリだったそうです。準2に合格した小4と小6は、Magic Tree House48巻を聴破・読破し、60万語あたりでの合格でした。昨年も60万語ほどで小3が準2に合格しています。 注:Magic Tree House48巻で378,000語
CDが3000語で30分弱ですので、1週間に6日、30分の聞き読みをまずは1年続けると大人でも進学校の高1レベルの英語を操れるようになるかもしれません。Warming Upに簡単な絵本を用いて日本語に訳さない習慣付けが必要ですが・・・。
幼少の頃から英語の絵本に慣れ親しむ習慣がつくと、英語圏の幼児の絵本を聞いて楽しむことができるようになります。4才~小学生になってからですと、どうにも1語、1語を日本語に訳さないと落ち着かない様子で、英語のまま、英語を感じ取る回路を育てるのに個人差はありますが数年かかります。本人が楽しそうに取り組んでいても、そばで見ている親御さんがついつい意味わかってるの?などと英語回路が育つ邪魔をしてしまいがちです。そんなわけで、生徒より、親御さんに納得してもらうのに連絡帳やお便りを出したりと山崎は頑張っております。
中学生で英語の成績が良くても、幼児向けのおさるのジョージなどの原書が聞いてわからないどころか、読めない生徒が結構います。幼児の教え子は喜んで聞いています。横にいるお母さんには難しく感じるそうです。その時初めて自分が教えていたら、こんな力は付かなかったということに気づくそうですよ。
外国語の習得のヒントは日本語を身につけてきた過程にあります。 聞いて分かる→話すことができる→読んでわかる→書くことができる
多聴を続けていると、日常の表現が驚く程豊かになってきます。
Excel English Club 代表 山崎僚子