高校生に奇跡!! わずか1年で多聴・多読効果!!
この夏に行われたセンター模試のリスニングで9割超えをした高校生のA君。1年間でリスニングに奇跡が起こりました。
昨年の6月、英検準2に合格はしたものの、リスニングは4割ほどしかとれず英会話力をつけたいと入会してきました。英検準2はアメリカや英国の9才向けの国語の教科書レベルですが日本の進学校の高1レベルです。
次のような3原則の元、多聴・多読に早速取り組んでもらいました。
1.辞書は引かない
2. わからないところはとばす
3. つまらなければやめる
この3原則をしっかり守りながら、英国の公立小学校の教科書絵本を4才児向けから10才児向けまで音源付きで読み進め、レベルが簡単なヤング アダルト向けのミステリーや学園ものを楽しむ傍ら、この2月までにアメリカの小学生に根強い人気のMagic Tree House48巻を聴破・読破しました。その後、英国の小学生に人気のHorrid Henry シリーズなどを楽しみ、今はGerenimo Stiltonシリーズを読んでいます。受験勉強で疲れた頭を楽しい読書でリラックスさせているうちに、リスニング力が急激にUP!!夢のような話です。筆記はもともとA君の得意分野です。
小学生の教え子の中には、Harry Potter やチャーリーとチョコレート工場等々を喰いつくように聞き読みしている生徒がいます。実は高校生のA君はまだ難しくてこのレベルは読めないそうです。Harry Potterは英検準1レベルで、日本の公立の中学校の英語の先生の合格率は18%、高校の先生は20%台だとか。A君ですがこのレベルまで進むと会話ももっと流暢になってくることでしょう。Harry Potterに到達するまでにはまだまだワクワクする本が段階をおってたくさん用意されています。アメリカの高校生の学園恋愛物、ハードボイルドなファンタジーそして数多くのニューデリー賞をとった児童書。イギリスはといえば、ロードダルの数々の作品。
昨年の夏、小中高生対象に英国の公立小学校の6才児向け国語教科書絵本を用いて特別授業を行いました。講師は自身がこのテキストで学んだという小樽商大のイギリス人留学生。カリキュラムに沿っての内容に関する質問にスラスラ答えていたのは小学生たち。小樽にいながらにして英語を自在に操る小学生たちの存在が、高校生のA君の多聴・多読の取り組みの原動力となったようです。